なるせの暮らし

「仙人の郷」です

こんにちは!東成瀬村地域づくり事業協同組合ブログ担当の後藤です。

お盆が過ぎた東成瀬村は、昼間こそ日差しが強いものの、朝晩はぐっと涼しくなり、ほっと一息つけるようになってきました。夜に窓から吹きこむひんやりとした風にあたると、この涼しさこそ山あいに暮らす特権だなぁと感じることができます。

いたるところに「仙人」

今日は、そんな東成瀬村のあちこちで出会う「仙人」についてご紹介します。村内では、看板や銅像、「仙人米」「仙人水」などなどいたるところに仙人が登場します。私も初めて村を訪れたときには「どうして仙人?」と不思議に思いました。東成瀬村と仙人、どのようなつながりがあるのでしょうか?

ルーツは地名

東成瀬村と仙人を結びつけるルーツは村役場周辺の「仙人下(せんにんした)」という地名にあります。役場近くの裏山には、「仙人様」と呼ばれる神様を祀った小さなほこらがあり、そこが由来となっているそうです。古くからこの土地に根づいてきた信仰が、今も息づいているのですね。

そしてこの「仙人」を観光にも活かそうと、昭和59年からは毎年夏に「仙人修行」のイベントが行われています。滝行や座禅、断食などを体験する企画で、県内外から多くの人が参加しています。そのほかにも、仙人はキャラクターとなって村内の看板や商品パッケージなどさまざまな場面で活躍しています。

村のシンボル

取り囲む山々や、ひんやりとした風、時に霧に包まれる幻想的な景色。そんな村にとって「仙人」は、ぴったりのシンボルマークです。いつかどこかで本当の仙人に会えるかも…なんて思えてしまうのも、この村ならではの楽しみですね。

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